審美歯科とは
審美歯科とは、一般的にセラミックなどの材料を使う治療や、ホワイトニングなどで歯を白く美しくするための治療を指します。審美歯科での治療は全て自費治療で、保険適用外となるため、費用がかかるというデメリットがあります。- 前歯から銀の詰め物が見えるのが嫌という方は白いオールセラミックをおすすめ
- 奥歯の銀の被せ物が気になるという方にはジルコニアセラミックをおすすめ
ラミネートべニアとは
ラミネートべニアとは、歯の表面を少し削り、薄いセラミックの板(シェル)を歯の表面に貼り付ける治療法です。ちなみに、当院では歯の表面を削る量は0.5mmです。ネイルチップ(付け爪)のような方法でセラミックのシェルを歯にくっつけて前歯を美しく見せる歯科治療です。ラミネートベニアはこんな方におすすめです
- 保険適用の虫歯治療では金属のかぶせ物が気になる方
- 前歯が少しガタガタ・すきっ歯(正中離開・空隙歯列)などの軽度な不正咬合が気になる方
- 前歯の形がどうしても気に入らない方
ラミネートベニアのメリット
同じセラミック治療でも、オールセラミックのクラウンを被せるケースでは、歯の表面や裏面もある程度の歯を削らなければいけません。それが、オールセラミックのデメリットでありますが、ラミネートべニアの場合は、表面を薄く削るだけなので歯を削る量が少なく済む、つまり短期間で審美的な前歯になるというのがメリットです。ラミネートベニアのデメリット
ラミネートべニアのデメリットとしては、耐久年数です。5年以上経過すると、セラミックと歯をくっつけていた接着剤が劣化します。定期的にクリニックでメンテナンスをしていれば、寿命はもう少し延長するかもしれません。歯ぎしりの癖がある方にはシェルのひび割れのリスクとなるため、不向きと言えます。ラミネートべニア以外に歯をきれいにする方法は?
ラミネートべニアを希望してカウンセリングに来院される患者さんでも、お口の状態を診断すると、前の歯のみの問題ではなく、奥歯や噛み合わせに原因があるケースがあります。当院でそのような患者さんがいらっしゃった場合は、矯正治療を行う方が良いと治療計画を提示することがあります。白さの場合はホワイトニング
歯を白くされたい方はホワイトニングでしょう。医院により取り扱う種類が異なり、費用も違いますし、オフィスの場合はホワイトニングの前にクリーニングが必要となります。- ホームホワイトニング
- オフィスホワイトニング
- セルフホワイトニング
前歯の形や歯間が気になる場合は①部分矯正②ダイレクトボンディング③セラミック
歯の形を整えたり、歯と歯の隙間が気になる等見た目を綺麗にしたい方への治療法は以下の通りです。- 部分矯正・・前歯だけの矯正治療。歯の健康や機能面の改善を含めてキレイになるが、治療や通院の時間がかかる。
- ダイレクトボンディング・・前歯の欠けを修復するためのコンポジットレジンでの治療。通院回数が最も少ないが、経年劣化により変色する。
- セラミック治療・・セラミックの被せ物をかぶせる治療。セラミックの被せ物の土台となる歯を削って痛みが出た場合は、セラミックを被せる前に神経の治療が必要になる。
歯科医院の診療科目について
歯医者さんに通院した時、看板に一般歯科・審美歯科・矯正歯科・インプラント・小児歯科などと書いてあります。- 一般歯科はむし歯や歯周病の治療
- 矯正歯科は歯並びを改善する治療
- インプラントは歯が抜けた部分へ人工歯根を埋入する治療
- 小児歯科は子供の虫歯やフッ素塗布などの治療
審美歯科のラミネートべニアに関するQ&A
ラミネートべニアとはどのような治療法ですか?
ラミネートべニアは、歯の表面を少し削り、薄いセラミックの板を歯の表面に貼り付ける治療法です。セラミックの色を調整し、審美的な前歯にすることができます。オールセラミックのように裏面を削らないため、歯を削る量が少なく済み、短期間での審美治療が可能です。
ラミネートべニアのメリットとデメリットは何ですか?
ラミネートべニアのメリットは、歯の表面を薄く削るだけで審美的な効果を得られること、短期間で前歯を美しくすることができることです。デメリットとしては、耐久年数が5年以上経過すると劣化し、定期的なメンテナンスが必要となることや、歯ぎしりの癖がある場合はシェルのひび割れのリスクがあることが挙げられます。
ラミネートべニアはどのような方に適していますか?
ラミネートべニアは、保険適用の虫歯治療で金属のかぶせ物が気になる方や前歯の形や歯並びが気に入らない方、軽度な不正咬合がある方に適しています。審美的な前歯を希望する方に最適な治療法です。
まとめ
- 人と話をする際に前歯の変色や歪みが気になって口元を隠してしまう方
- 治療の期間が取れないため、通院回数は少ない回数で歯を白くされたい方