
審美歯科やラミネートべニアについてこちらで詳しくご紹介いたします。
目次
歯科医院の診療科目について
歯医者さんに通院した時、一般歯科・審美歯科・矯正歯科・インプラント・小児歯科などと書いてあるのが目に留まる方もおられるでしょう。
- 一般歯科はむし歯や歯周病の治療
- 矯正歯科は歯並びを改善する治療
- インプラントは歯が抜けた部分へ人工歯根を埋入する治療
- 小児歯科は子供の虫歯やフッ素塗布などの治療
このように歯科医院での治療はある程度想像ができると思います。では、審美歯科についてご案内します。
審美歯科とは
審美歯科とは、一般的にセラミックなどの材料を使う治療や、ホワイトニングなどで歯を白くする自費治療を指します。自費治療はすべて保険適用外となるため、費用がかかるというデメリットがあります。例えば虫歯の治療の場合でご説明します。
- 前歯から銀の詰め物が見えるのが嫌という方は白いオールセラミックをおすすめ
- 噛み合わせの負担がかかる奥歯の銀の被せ物が気になるという方にはジルコニアセラミックをおすすめ
セラミックは一本当たりの料金が高いです。他に前歯を白くする方法はないかと聞かれたら、ラミネートべニアとなります。
ラミネートべニアを詳しく教えて
では、ラミネートべニアは、具体的にどのような治療法なのでしょうか。
ラミネートべニアとは、歯の表面を少し削り、薄いセラミックの板(シェル)を歯の表面に貼り付ける治療法です。ちなみに、当院では歯の表面を削る量は0.5mmです。ネイルをされる方は、ネイルチップ(付け爪)のような方法でくっつけるお口の中で行う歯科治療とお考えください。
- 保険適用の虫歯治療では金属のかぶせ物が気になる方
- 前歯が少しガタガタ・すきっ歯(正中離開・空隙歯列)などの軽度な不正咬合が気になる方
- 前歯の形がどうしても気に入らない方
このような方に最適な治療です。
同じセラミック治療でも、オールセラミックのクラウンを被せるケースでは、歯の表面や裏面もある程度の歯を削らなければいけません。それが、オールセラミックのデメリットでありますが、ラミネートべニアの場合は、表面を薄く削るだけなので歯を削る量が少なく済む、つまり短期間で審美的な前歯になるというのがメリットです。
ラミネートべニアのデメリットとしては、耐久年数です。5年以上経過すると、セラミックと歯をくっつけていた接着剤が劣化します。定期的にクリニックでメンテナンスをしていれば、寿命はもう少し延長するかもしれません。歯ぎしりの癖がある方にはシェルのひび割れのリスクとなるため、不向きと言えます。
ラミネートべニアはセラミック(ポーセレン・陶材)という材料を使用します。あまりにも他院と比べて安すぎる価格の場合は、品質上の問題がないか等を歯科医師やスタッフに確認してみましょう。
ラミネートべニア以外に歯をきれいにする方法は?
ラミネートべニアを希望してカウンセリングに来院される患者様でも、お口の状態を診断すると、前の歯のみの問題ではなく、奥歯や噛み合わせに原因があるケースがあります。そのため、当院でそのような患者様がいらっしゃった場合、矯正治療を行う方が良いと治療計画を提示することがあります。
白さの場合はホワイトニング
歯を白くされたい方はホワイトニングでしょう。医院により取り扱う種類が異なり、費用も違いますし、オフィスの場合はホワイトニングの前にクリーニングが必要となります。
- ホームホワイトニング
- オフィスホワイトニング
- セルフホワイトニング
形や歯間が気になる場合は部分矯正・ダイレクトボンディング・セラミック
歯の形を整えたり、歯と歯の隙間が気になる等見た目を綺麗にしたい方は以下の治療法です。
- 部分矯正
- ダイレクトボンディング
- セラミック治療
①歯の健康や機能面の改善を含めてキレイになるが、治療や通院の時間がかかる部分矯正
②樹脂を歯に張り前歯の隙間を埋めるので通院回数が最も少ないけれど、経年劣化により変色するダイレクトボンディング
③人工の歯と天然の歯との色の差もなく、自然で通院回数は少ないが、削って痛みが出れば神経の治療が必要なセラミック
いずれも特徴やメリット・デメリットがあります。患者様に部分矯正が適していても、どうしてもセラミックで治療をされたいという場合は、メリットやデメリットなどすべて説明し納得いただいたうえで、もちろんセラミックの治療方法で対処いたします。お悩みなどすべてお伺いし、患者様との対話を行うことが、治療の根幹においては大切だと考えます。
まとめ

- 人と話をする際に前歯の変色や歪みが気になって口元を隠してしまう方
- 治療の期間が取れないため、通院回数は少ない回数で歯を白くされたい方
少しでも当てはまると思われる方は、歯科医院の無料カウンセリングをご予約し、ドクターへお気軽にご相談ください。