歯周病

歯肉炎と歯周炎の違いは何ですか?

女性

「歯ぐきが腫れているけど歯肉炎?歯周炎?歯周病?」
「歯ぐきに炎症がありますがどうしたらいい?」

歯周病、歯肉炎、歯周炎など似たような言葉ではありますが、それぞれには大きな違いがあります。歯周病の進行と症状についてご説明します。

歯周病はどんな病気?

歯を支える組織(歯周組織)は、歯茎(歯肉)や骨などから構成されています。この組織が歯周病菌に侵されることにより発症する病気が歯周病です。

歯を支える歯周組織が細菌により炎症することで、歯茎に腫れが起こったり進行具合によっては顎の骨を溶かしてしまい、やがては歯を支えられなくなってしまいます。

歯周病は、進行度の違いによって「歯肉炎」「歯周炎」に分類されます。

歯周病は、どのように進行するの?

歯周病の進行

はじめに発症するのが「歯肉炎」で、そのまま放置していると「歯周炎」へと進んでしまいます。

歯肉炎

歯肉炎の段階では、炎症が起きているのは歯茎(歯肉)だけです。歯肉の炎症は適切に対応すれば2週間程で元に戻ります。

歯周炎

歯肉炎の段階で適切な処置ができていないと、炎症は歯を支えている骨にまで波及し
骨が溶け出してしまいます。この段階に達した状態が歯周炎です。

歯周炎は進行度によって、軽度・中度・重度の三段階に分けられます。

軽度歯周炎

炎症が広がり、歯を支える骨(歯槽骨)が溶け始めます。段々と歯茎が下がり歯周ポケットも深く(4㎜程度)なります。ポケットの中に、プラーク(歯垢)や歯石がこびりつき、さらに歯茎が腫れ出します。この状態になると歯磨きでは取れません。

中度歯周炎

さらに歯槽骨が溶けて、歯周ポケットの深さは5~6㎜程になってしまいます。歯根部が露出することで、冷たい物や熱いものが染みたりすることがあります。歯が浮くような感覚があり、歯茎から出血や膿が出てきて、次第に歯がグラグラ動くようになります。

重度歯周炎

歯槽骨がほぼなくなるくらいまで溶けてしまって歯を支えることができず、うまく噛めません。ここまでになると、もう歯が抜ける寸前の状態です。再生療法を行えば、歯を抜かずに済む可能性もありますが、抜歯になるケースも多くなってしまうのがこの状態です。

歯周病の対処法

メンテナンス

歯周病は、進行してもほとんど痛みを伴わないため自覚症状がなく、気付いた時には治療が手遅れになることも少なくない病気です。

特に歯肉炎の初期や歯周炎の軽度であれば、ご自身ではなかなか気づきにくいものです。
歯周病は、早い段階であれば改善することもできます。

すでに、歯周ポケットも深くなり中度の段階にまで症状が進行している場合は、歯周病菌のすみかとなっている汚れや歯石をしっかりと除去することがポイントです。歯科医院で行う専用の器具を使用した治療で改善するまで行います。

歯周病の治療をして状態が改善しても、毎日の汚れをしっかり除去しないとすぐに汚れがついて、歯周病が進行してしまいます。そうならない為にも、毎日の歯磨きで汚れを落とすことが重要です。歯ブラシだけではなく、フロスや歯間ブラシを併用して隙間に残っている汚れを取り除きましょう。

毎日の歯磨きだけでは落としきれない汚れは、定期的に歯科医院へ行ってプロフェッショナルケアをしてもらいましょう。

まとめ

歯周病は、進行度によって「歯肉炎」の初期、「歯周炎」の軽度・中度・重度の4段階に分かれます。

歯周病の治療をした後は、その安定した状態を保つことがとても重要です。歯周病は、歯周病菌による感染症ですので一旦症状が改善しても安心できません。そのためには、毎日のセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアを行っていく必要があります。

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